最初にお断りしておかなくてはならないのですが
私自身はGID(性同一性障がい)当事者ではありません。(たぶん)
その私が何故この会を立ち上げたのかお話ししたいと思います。

縁あって多くのGID(性同一性障がい)などの方々との交流があり
皆さんの現状社会での生きづらさを身近で感じてきました。
最近では多くの大手企業の性的少数者(LGBTs)に対する取組や活動について
メディア等でも取り上げられ社会的にも以前に比べれば大分意識も深まり
受入れられてきているのではないかと感じています。
しかし、まだまだ偏見や差別は無くならないのが実情だと思っています。
ましてや地方となると更に格差は大きいのではないかと思います。
また、福島県という地域性もあるのかどうか分かりませんがGID(性同一性障がい)当事者や
家族、パートナーなどの方々の交流が少ないことにも気づきました。
同じ問題を抱える方々に交流や情報交換などが出来るプラットホーム的なものがあれば
当事者同士の横の繋がりも出来てもっと気持ちが楽になるのではないかという思いから
地域に根ざした支援活動的な事が出来ないものか数年前から考えておりました。
そんな折り、某SNSで知り合った当グループの板橋さんと偶然にも同じ思いであったこと
もあり意気投合し、彼女の当事者としての協力もあって話がトントン拍子で進み現在に
至っております。

何故、セルフヘルプグループ(自助グループ)を始めたのかと言うと、
当事者でない私には、どう頑張ってもGID(性同一性障がい)当事者や家族、パートナー
などの方々の気持ちが全て理解できるはずはありません。
そんな私でも出来ることはないのだろうかと考えた末に出た答えが先に書いたように
交流の場の提供だったのです。

私たちは皆さんに何も押し付けたりは致しません。
皆で悩みや問題を共有し自発的な問題解決や目標を見い出せたら素晴らしいことではないでしょうか。
残念ながらGID(性同一性障がい)の問題は最終的な答えやゴールはありません。
自分の目標に向かってひたすら歩み続けるしかないのです。
現在のネット社会では情報は幾らでも溢れており欲しい情報は何でも手に入ります。
しかし、生の声を聞いたり身近な人間関係を築くことによりネットでは得られない
心のふれあいが新しい自分の発見に繋がるかもしれません。

私たちも皆さんと一緒に歩んで行きたいと考えています。
ちょっとでも興味があったら私たちのグループを覗いてみませんか?
実名を名乗る必要もありませんので問い合わせフォームより気軽にお問い合わせください。
必ずお返事致します。

10月より定期的にミーティングを開催する予定です。
場所や日時はまだ決まっていませんが決まり次第、告知致します。
自由参加ですので気軽にお越し頂けると思います。
たくさんの参加をお待ちしておりますのでよろしくお願い致します。

GID Association Network 福島  代表:芳賀啓晃